Home 2017年7月16日
Bose QuietComfort 35 ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン レビュー
Bose QuietComfort 35 ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンを購入しましたので、使用感と実際の使い勝手について購入者からの視点でレビューいたします。
Bose QuietComfort 35 ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンを購入しようと思ったきっかけは、新宿西口ビックカメラのヘッドフォン売り場で聞いた音の良さにびっくりしたからです。売り場で聞いたのはBose QuietComfort 25でした。35もありましたが、有線で接続されていましたので実際の音質はBose QuietComfort 25も35も同じでした。
音の良さというより、ビックカメラの店内の喧騒が全く消えて純粋に音楽だけの世界に入り込む感覚が何とも言えませんでした。自宅に戻ると各種騒音に悩まされますので、このヘッドフォンがあればオーディオルームの中にひっそりと居るような環境に変化することを期待しまして購入の検討を始めました。
まずはじめに直面した問題は購入する機種を有線のBose QuietComfort 25にするのか、それともワイヤレスのBose QuietComfort 35にするのかでした。
ビックカメラで聞いたのはBose QuietComfort 25の有線で、有線の音の素晴らしさは充分分かっていました。しかし、ワイヤレス、それもBluetoothですから、どれほど有線より劣るのか、それが最も心配でした。
有線だけで良ければ1万円以上出費が安く済みます。Bose QuietComfort 35は有線としても使用できますし、有線として使用した場合にはBose QuietComfort 25と同じ音質になります。有線で満足できるなら、1万円節約できます。
ところが、もし有線のタイプを購入してワイヤレスが欲しくなったとすると、購入は全く無駄になってしまいます。結局金銭で済むことなら最初に1万円を多くだしておいた方が保険としても将来性としても有効です。
有線タイプのBose QuietComfort 25は電池を入れる形式です。ワイヤレスのBose QuietComfort 35は内臓電池です。内蔵電池は消耗した場合現実的にはヘッドフォン全体を償却するしかないのが実情です。電池の交換は実際の費用の大きさから現実にはできないに等しいことになります。一体どちらが自分にとって有用なのか判断しかねました。
結局35を選んだのは、現在の内蔵電池は性能が良くなっていて、身近なものでも、10年問題なく使用している機器が何点か存在しています。10年使用できそうなら内蔵電池の方が持ちが良く実際の使い勝手がよくなっているのはデジタルカメラの単三電池から内蔵電池への変遷を見てもよく理解できます。デジタルカメラも今から単三電池にはもう戻れません。
それで購入はBose QuietComfort 35 ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンに決定しました。
現実にはどうなったか?
音質の点
音質は有線の場合とワイヤレスの場合で、全く違いは分かりません。ワイヤレスでも深みのある良い音質を得られます。最も気になったところでしたので、一番安心しました。
ワイヤレスの利点
ワイヤレスであることの便利さは想像以上でした。音楽を聞きながら踊るのも自由、食事の支度をするのも自由、トイレに行くのも気になりません。テレビを見る時だけは機構上有線にして使用しますが、有線にして聞くと押さえつけられるような圧迫感を感じますので、まず有線で使用することはテレビ以外にはありえません。本当に有線タイプのBose QuietComfort 25を購入しないで良かったと思いました。
優秀なるBluetooth
Bluethooth機器はマウス、キーボードとありますが、接続が途切れたりします。家では私のiPhone、Macbookpro、Windows10 Note、妻のiPhone、子ども二人それぞれのiPhoneと一人のMacbookpro、合計7台の機器と、Bose QuietComfort 35が接続することになります。これらの接続が上手く行くのかが大きな懸念でした。
ところが実に素晴らしいBoseのBluetoothはそれら接続を簡易に確実に繋いでくれます。電源を入れると耳からMacbookpro-hanakoに接続と聞こえてきます。もしも、別の機器に接続している時にはスイッチをずらすと別のMacbookpro-tarouに接続と聞こえてきます。今そこに電源が入っている機器に接続しますから、ほとんどの場合、自分の機器に自動的に接続されます。ほとんど煩わしいことなく簡易に繋がります。子どもも妻も簡単に自分の機器に接続されます。素晴らしい機構だと思います。
電池の持ちの良さ
電池は電源を入れるとバッテリー95%と話しかけてきます。使い終わったら充電コードに接続することが多いせいか、ほとんどいつもバッテリー100%と聞こえてきます。随分使っても70%より下に行くことはほとんどありません。とても良く持ちますし、充電も簡単です。
他にも便利な機能は数々あります。
音楽を聞いている途中に携帯がなると自動的に切り替わることや、iPhoneのアプリ、沢山の機能がありますが実際私が使用するのは音楽を聞くことだけです。他の機能はあまり利用していません。それでも家族が誰も自由に入れ替わりこのヘッドフォンを利用しているのはとても便利なことです。
外部の音
音楽を聞くとまるでオーディオルームに入ったように深みあるサウンドに包まれますが、外部の音も全く聞こえない訳ではありません。棒で壁を叩くような高い音や、人の声は比較的よく聞こえてきます。しかし、街中でヘッドフォンを付けて歩くと別世界のように静かになります。自宅で固定電話を待つような時だけは取り損ねてしまう危機感から使用しません。
音楽を停止させると全く無音の世界になります。そこでわずかに外部の音も聞こえてきます。本当にわずかです。外がうるさい時に使用することがありますが、無音というのは意外に落ち着かないもので、それから少々耳あて部分が痛くなることもあって無音では使用しないことが多いです。子どもが勉強の時に使用していたことがありましたが、最近は使用していません。
これを買って良かったか。値段に見合うか。
4万円近い高い買い物です。しかし、今その金銭に見合う働きを充分に享受しています。今は家族にとってこのヘッドフォンなしには語れない一時期を過ごしています。素晴らしいヘッドフォンだと思います。この素晴らしさをお伝えしたくてこの文章を記しました。
ありがとうございます。
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